木造伝馬船、五ヶ瀬川河口から延岡沖、日向灘へと大活躍。

キスは初夏から釣れ始める。　例外として思い出すのは、１〜２月のまだ寒い頃２５〜６�pの大型を

両の手の平いっぱい（２０匹ほど）釣った人がいたということである。

小舟からの釣りでほとんど動かずに、同じ場所で釣れた、といっていたが、多分、盆地状になった水の

ぬるんだ場所があり、そこに群れていたのだろう、ということであった。

場所は延岡港岸壁の角から６〜７０ｍ下流（地図の目印）のあたりである。

地図は縮小、スクロールして見てください。

しかしながら、キスは盛夏の釣りという印象がある。

港の岸壁、河口付近、長浜海岸から外海への投げ釣りも良い。

餌はゴカイ、沖アミ、生きエビ、シャクエビの２ｃｍぐらいまでのもの、エビのむき身、などである。

キスは動く餌を好んで追い、咥えるので仕掛けを投げたら少しずつ引きずるように移動させるのが良い。

キスは水底すれすれの所で頭部を下にして餌をあさっており、餌を咥えると左右に振り回し、呑みくだす。

この左右に振り始めたところでプルプルとしたあたりを感じ取り、素早く合わせるのがコツで、遅れると飲

み込まれる。

キスは群れで回遊しており、釣れ始めた時は群れにあたっているとみて手際よく釣らねばならない。

魚を外す、餌をつける、仕掛けを投げる、この一連の動作をリズムよく。

危険を感じると砂に潜る習性があり、底引き網では獲りにくい魚である。それだけに魚影は多く、よく釣

れる。多い時は３０〜５０匹も釣れることがあるが、場所、潮、それに運もある。

外道の大物としてはヒラメ、コチなどがたまに掛かる。しかしハリスが細いと切られるケースが多い。

延岡のチヌ釣り、仕掛け、えさ